ブルガリア:ルセ


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一般的な情報

地名

ルセРусе(ルセ)。オスマン帝国の占領期間のときРущук(ルストシュック)と 称された。

位置

ドナウ川の南岸にあり、対岸はルーマニアの領域だ。 ルーマニアの首都ブカレストまでは80キロ、ソフィアまでの距離は280キロ。ルセは沿ドナウ川平地にあるが、少しだけ南に行くと山地が始まる。

人口

約18万人

町の姿

ルセ市にはブルガリアの一番大きいドナウ川の港がある。それに加えて、東部には大切な産業地帯が広まる。町の中心にはПл. Свобода (自由広場)という範囲が非常に広い広場がある。その周辺の旧市街は小さくてわかりやすい。高層ビルが全くなくて、その代わりにハープスブルク家の建築様式をモデルにして作られた建物が多い。その中には醜くて大きいコンクリート塊のような市役所が建ってある。19世紀後半のオスマン帝国からの開放の後、ルセ市はブームして沢山のきれいな建物が同時に作られた。1893年には市会議員が「新しい建物を作るときにはバルコニーと飾り付けの正面は義務だ」という建築法規を公布した。ドナウ川の河岸は中心の自由広場から数百メートルだけ離れている。中心からずっとБорисова(ボリソワ通り)を南方へ歩くと、直接ルセの駅まで行ける。駅の構内は中々古くてきれいだが、2003年には修復中だった。その傍には長距離バス・ターミナルがある。そこから国内の都心までも外国までもバスで行ける。散策するためにはドナウ川沿いのプロムナードは丁度いい。しかし、河岸はあまりきれいではない。

 

中心にある自由広場の夜景

中心にある自由広場の夜景

歴史

現ルセの辺りには古代ローマ帝国が紀元70年にSexaginta Prista(セクサギンタ・プリスタ)という城塞を創設した。しかし、その城塞は6世紀に手放されたものだ。その代わりに、南方ではチェルヴェンという新しい町が発達した。しかし、オスマン帝国の侵略と共に、チェルヴェンが衰退した。その後、オスマン人は現在のルセ市の所でルストシュックという町を創設された。町と港を推進するため、ルセは1866年に黒海の海岸にあるВарна(ヴァルナ)と鉄道で結ばれた。

往路

プラハからВарна(ヴァルナ)行き列車とブカレストからСофия(ソフィア)まで走る国際列車はルセに止まる。一日中6本の列車が国境を越えてルーマニアまで行く。そのうち、3本は各駅停車で、対岸のGiurgiu(ジュルジュ)を終点にする。ブルガリアの首都София(ソフィア)まではバスと列車で行ける。直接のバスなら、所要時間は4時間半ぐらい。運賃は10レヴァ(650円)。列車で行くと7時間ぐらいかかる。当然ながら、海岸のВарна(ヴァルナ)や南にある古都Велико Търново(ヴェリコ・タルノヴォ)などまでもバスと列車で行ける。

 

ルセの古い駅

ルセの古い駅

 

見所

町の中には大した見所や名所などがあまりない。ただ雰囲気が良くて、それ以外は観光客が殆どいないので快適な町だ。中心部にあるПл. Свобода (自由広場)には全部で18の道路が入れ込んでいる。広場の真ん中には自由記念日というすぐ目立つモニュメントが建ってある。モニュメントの周りには緑が多くて公園にいる感じがする。自由広場は無数のカフェーやレストランなどに囲まれて明らかに人気のあるデート・スポットである。一つの自由広場に入り込んでいる道路はАлександровска(アレクサンドロフスカ通り)というきれいな建物が並んでいるショッピング街だ。他には色々な博物館などもある。

 

黄昏のドナウ川 (対岸はルーマニア)

黄昏のドナウ川 (対岸はルーマニア)

周辺

ルセの中心から6キロぐらい北方へ行くと、ドナウ川を渉る「友情の橋」がある。ドナウ川は入り江に近いので幅が広くて、「友情の橋」2.8きろの長さでヨーロッパの一番長い鋼製の橋だといわれている。橋自体は二階に分かれている。下は鉄道専用、上は道路になっている。この橋は1954年に建設され、2003年に欧州連合の資金で修復されている。橋の名前は中々皮肉に聞こえる。昔から沢山のブルガリア人はルーマニア人があまり好きではなくて、逆もそうかもしれない。しかし、ブルガリア人はトルコ人のことも好きではない。沢山のトルコ人はブルガリアについて同じことを考えている。ギリシア・・・は別の話題になってしまう。友情の橋とドナウ川はルーマニアとブルガリアの間の国境で、越えた後に4キロぐらい歩くと最初のGiurgiu(ジュルジュ)という最初のルーマニアの都市の中心に着く。ジュルジュは見ごたえのない場所だが、そこから簡単にブカレストへ行ける。ルセから橋まではバスがある(0.4レヴァ)。

 

友情の橋からドナウ川とルセを覗く

友情の橋からドナウ川とルセを覗く

宿泊

観光客がそんなにいないからホテルなどが少ない。Дунав Турс(ドゥナフ・ツアース)という旅行会社は市内のプライベート・ルームを提供する。オフィスは(пл. Хан Кубрат 5 (ハン・クブラト広場)にあって、自由広場から徒歩で3分だけ。中心のダブルなら、一泊で32レヴァになる。10%はオフィスで払うべき。

リンク集

ルセについての面白いホームページを持っていますかまたはご存知ですか? その際には住所を知らせてください。確認した後、ここにリンクを入ります。商業上のホームページはお断りです。

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