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フイヨルドのようのコトル湾の中
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上述どおり、コトルは同名の Бока Которска(イタリア語で Bocche di Cattaro、コトル湾)
の南東端に面している。数十キロの長さのコトル湾は
曲がり角が多くて、三つの場所で海岸は数百メートルだけ離れている。その湾は峨々たる禿山に囲まれて、
中々フィヨルド形の景色だ。しかし南欧にフィヨルドがあるのは珍しいものだ。コトルだけではなく、そのフィヨルドも
ハイライトだ。その湾は浅そうが、潜水艦と軍艦の港として使われていたので深いところもある筈だ。
上の部分の真中には蜃気楼のように二つの小島が浮かんでいる。それは
Свети Ђорђе( 聖ゲオルク)島、そしてベネディクト会の修道院が立っている
Госпа од Шкрпjела(スカルペロの聖母)島という人工的な
小島だ。
コトル湾の湾口の周辺には様々なリゾート地が並んでいる。その内、
Херцег-Нови(ヘルツェグ・ノヴィ)や und
Игало(イガロ)などの町がある。そこには無数のホテルやペンション、キャンプ場などが
密集している。シーズンにはセルビアの人口の半分ぐらいはここにいるらしい。それは驚くべきものではないだろう。
戦後以来、セルビア人はクロアチアなどを旅行する可能性は低い。その為、セルビア人は新ユーゴのモンテネグロの
綺麗な海岸へ旅する。それはクロアチアより安くて、モンテネグロ人はセルビア人に対して敵意を抱いていないという理由もある。
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