|
|
|
|
50万レイのお札
|
お金:
ルーマニアの通貨はロイと呼ばれているが、複数は「レイ」だからそれのほうが使われている。補助通貨は「バニ」ということだが、インフレのせいでなくなった。
2004年の夏には1ユーロは約4万1千レイであった(一円=300レイ)。 そのとき、500レイ、1000レイと5000レイのコイン、そして紙幣として2,000レイ、1万レイ、5万レイ、10万レイや50万レイなどがあった。しかし、2005年の夏には国家銀行が4つのゼロを切り落とした。
それ以外は紙幣の外見があまり変わりませんでした。それ以来、両替レートは1€≒3.5レイです。
古いお札は2006年の年末まで有効です。簡単にいうと、ルーマニアのお札は素晴らしい。近代的なプラスチックで、透明な
部分もあるというお札になっている。世界中の一番近代的なお金であるといえる。 政府は何の世帯でもカラー・コピー機が置いてあって皆は自分のお金を印刷している
ことを怖がっている印象が与える。大都市なら、どこでも 現金自動支払機があって、
普通のクレジット・カードや Cirrus のキャッシュ・カードなどが使える。両替所も あるので現金でも旅行してよい。やみ両替がないので、ルーマニアでそれがあると言われたら
明らかに嘘だ。
ユーロとドルは一通用度が一番高い。ご注意: ルーマニアのお金をルーマニア以外の国で両替することは中々難しい。ブルガリアの
→ソフィア首都ではルーマニアのお金を両替する為替所があるが、
レートが悪い。→ブダペストの為替所はルーマニアのお金を
両替しない。要するに全部をルーマニアで使い尽くすかルーマニア国内で再両替をしたほうが良い。
物価:
ルーマニアは相変わらず非常に物価が安い国だといえる。 宿泊は普通のペンションとホテルなどのダブルで一人で
約1300円になる。外食はとても安いので、ハイキングする以外には 自分で食べ物を買って旅行するのはルーマニアであまり意味がないことだ。
外食するのは首都のレストラン以外に大体300円しかかからない。
当然ながらそれより高いレストランと宿泊所も沢山ある。 国内移動は同じように安い。例えば→ブラショフから
→ブカレストまで特急で行くことは一人で約700円しか
かからない。切符を買うのはどこでも無難だ。 市内のタクシーは便利かつ安い。最初の数キロはブカレストで
4万レイ(130円)かかる。というのは、市内ならどこからどこまでへ行っても大体いつも4万レイぐらいになる。
タクシーに乗る前、料金メーターがついているかどうかということをチェックしたほうが良いだろう。 ついていない場合には、まず値切りするか他のタクシーを捜したほうがいい。
現在には、値段がちゃんと書いてあるタクシーが多くなってきた。1キロずつの値段は町によって 違うが、大体6〜9千レイだ。長距離の場合には運転手と値段を交渉したほうがよい。
贅沢をすることを求めていない旅行者はよく食べても沢山の移動をしても 絶対一日中4000円以上使わない。
ちなみにレストランでは生ビールは約50円かかる。
|
車が壊れたら馬車にしましょう・・・
|
往路:
バス・列車・船・飛行機―何の交通手段でも入国できる。それに加えて、上陸の入国の場合には →ウクライナと
→モルドバ以外には全ての隣国ではビザが不要。
日本からは直接のフライトがない。 飛行機で入国したい方はまずドイツまたはオーストリア、フランスなどへ行って乗り返らなければならない。
ルーマニアの一番大きな航空はブカレストから17キロぐらい離れているオトペニ国際空港と呼ばれている。
様々なヨーロッパの大都市から直接ルーマニアまで走る長距離バスがある。
そういうバスはトルコのイスタンブールやブルガリア、ドイツ、フランスなどから出発する。しかし、運転時間は
かなり長くて無数の入出国の検査は神経を消耗する。他方にはバスは一番安い。
それより列車のほうが快適だ。ブカレストやブラショフなどなら、ウィーンや→プラハ、ブダペストやソフィアなどから直接の
列車がある。色々な国からは往復割引または学割があるので、切符売り場でちゃんと情報を集めたほうがよい。
ドイツから行きたい場合には、→プラハ経由またはウィーン経由で行けるが、→プラハ経由のほうが安い。例を挙げると、中央ドイツから
→ブラショフまで行くのは一人で140ユーロぐらいになる(片道、寝台料金付き)。ドイツからは残念ながら割引がない。
所要時間は→プラハからブラショフまで20時間、ブカレストまで23時間ということ。
一番安い行き方は次のようだ:国境まで行って、入国した後にそれぞれの国の切符を
次の国境まで買う。が、所要時間はかなり長くなる。例を挙げると、こういうふうに行くと、 ブダペストからルーマニアまで1000円以下で行ける。因みにルーマニアには
EuroRail などの割引券が使えますか、国内の運賃は 非常に安いので、こういう割引券は全くお得ではない。
当然ながら車やバイクなどでも入国することができる。セルビア、ハンガリー、ウクライナ、モルドバとブルガリア
からルーマニアに入国できる。ルーマニアの国境では絶対わいろが必要になるという噂があるが、最近「対わいろキャンペーン」が
行われているのでそういう状況が改善された可能性がある。しかし、ルーマニア国内で車で運転するのは大変らしい。
強盗の襲撃、でっち上げた事故や身勝手な検問などが多そう。それに加えて、首都の交通は殺人的だというのは周知のことだ。
ビザ:
数年前からビザは日本人にとっても西ヨーロッパの人たちにとっても不要になってきた。 それのおかげで入国は簡単になった。ただ入国するときにはパスポートの有効期間は少なくとも3ヶ月だということにご注意。
|
列車の切符
|
国内移動:
バス、列車と飛行機で。山地だらけの国なので、○○市から△△市までの所要時間は 非常に長い場合が多い。その為、時間がないときには飛行機で行くことは一番いい
かもしれない。一番早い列車 InterCity (IC)
という列車だが、 IC が走るルートが少なくて運賃は比較的に高い。現在には新しい特急が登場したらしいが、
詳しい情報がない。IC より安くてちょっと遅いのは rapid/expres
という急行だ。 長距離なら、一番多いのは空色の Accelerat
という急行だ。 その急行には自由席がないので予約をとることが必要だ。然し、切符売り場には コンピューターがないので、開いている席の番号は毎回電話で伝われる。要するに
切符をずっと前に買うのは無理で、出発時間の一時間前から買うことができる。それに加えて、 同じ席の予約をとっている人がいることもある。Accelerat
はよくルーマニア全体を横断して 所要時間は12時間を超えることもあるのに、レストランなどがない。その為、乗る前に
食べ物と飲み物を買ったほうがよい。
一番安い列車 personal という各駅停車で、運賃は
Accelerat の半額ぐらいだけ だ。が、各駅停車はものすごく遅くて満席になるところが珍しくない。
ご注意:: 大都市以外には、出発時間 (plecare) と到着時間 (sosire)
は同じ掲示板に書いてあるのは 迷いやすい。続いて、国境を超える列車は中々少ない。地図によって鉄道があっても
列車が一本も走らない場合がある。例えば、→サツマレ(ルーマニア)
とそこに近い →デブレツェンというハンガリーの大都市の間には
鉄道線も国境通過点もあるが、列車がない。
バスは列車がないところだけで助かる。地方のバスは古くて汚い。
長距離のバスはそれよりよいが、遅い。バスはどこでも止めることができるのは 一方的に便利だが、他方的には所要時間はすごく長くなる。各地の
autogară (バス・ターミナル)は普通の場合に駅に近いが、駅は町の中心から遠い場合だけには
バス・ターミナルは中心のほうにある。
|
伝統的な料理: 臓物のスープ(左)と羊のチーズがのっているトウモロコシの粥(右)
|
食事:
美味しいものもあるが、一般的に言うとルーマニア料理はやはりバルカン料理だ。焼いた肉と焼いた肉。そして焼いた肉。
時々焼いた肉もある。かなり有名のはCiorbâ de
Burtâ (チョルバ・デ・ブルタ)という 牛の胃袋が入っている酸っぱいスープ。どこにもあるのはMititei(ミティティ)という焼いた挽肉の
料理。偶に美味しいクリーム・ソースがついている。それはややおいしい。飽きるほど焼いた肉を食べた!?
そうしたらBurete Caşcaval(ブレテ・カシュカワル)という中欧でどこでも売られている
パン粉で焼いたチーズもある。同じように揚げられている Creier
pane もある。それは焼いた脳みそだ。
何を注文しても、どこでもウエイターが Pâine (複数
Pîine)という白パンを提供する。 それは別料金かかるが、それは数千レイだけだ。副菜としてはよく
Mâmâligâ(ママリガ) という黄色いトウモロコシや牛乳などが入っている粥が出てくる。
その上にはときどき Brânză(ブルンザ)という白くて塩っぽい羊のチーズがかけてある。
それに加えて、Cartofi (ポテト)などもよくある。やや偏ったルーマニア料理を飽きた場合に、無数のイタリア料理のレストランに
も行ける。ルーマニアでのイタリア料理の質は場所によって大変違って、最低から最高まで何でもある。
ちなみに「レストラン」が書いてあっても食べ物がない場所もよくある。それはただのバーだ。
ルーマニア製のワインは中々有名だ。その内、Murfartlar(ムルファトラ)などの
種類がある。ルーマニアの火酒はŢuica (ツイカ)という梅から作られた強いアルコールや
Raki(ラキ)という葡萄から作られた酒がある。南ブコヴィナ(参照:→スチャヴァ)には
美味しいチェリーのリキュールがある。 ビールもどこにもあるし、その内、
Skol(スコール)は一番おいしいかもしれない。 コーヒーは隣国のコーヒーと同じくよく砂糖で作られている。イタリア風のエスプレッソは段々普及している。
|