地名: ルーマニア語の地名は Satu Mare (サトゥ・マーレ)で、「Satu」は「村」で、
「Mare」は「大きい」。要するにその地名の意味は”大きい村”だ。
ハンガリー語の地名は Szatmár(サトマール)、ドイツ語の地名は
Sathmar(ザトマール)だ。日本語で「サツ・マレ」と「サツ・マーレ」という二つの書き方がある。
サツマレは初めて10世紀に Castrum Zotmar(ゾトマル城)として記録に現れた。
最初から、多くのドイツ人はその周辺へ定住した。当然ながら、お城もあったが、そのお城はいつか完全に
崩壊されてしまった。オスマン帝国やハンガリー、ハプスブルク家などはサツマレを攻撃したり占領したり
追い払われたりなどをした。1699〜1918年まで、そして第二次世界大戦のときにもサツマレは
オーストリア・ハンガリー帝国またはハンガリーだけの領地であった。残念ながら、その時代から建物が
あまり残っていない。
大きな正教の大天使の教会
この町は大きくて中々近代的だ。いわばあまり面白くない都市だ。ただ中心的な解放広場の周辺には様々な
見所がある。その内、かなり大きい正教会のガブリエルとミハエル大天使教会は
他の面白い建物も並んでいる Str. 1 Decembrie 1918(1918年12月1日通り)に立っている。
この教会は現在にルーマニア人の信仰者に使われている。周りの立派な建物はサツマレの昔の繁栄時代の証だ。