→www.tabibito.de/日本語版/中欧


モルドヴァ/ 旧オルヘイ/ 一般的な情報 |  見所 |  宿泊 |  リンク集
Orheiul Vechi

一般的な情報

オルヘユル・ヴェクのロケーション
  • 地名: Orheiul Vechi、発音は「オルヘユル・ヴェク」。 「Vechi」は形容詞で、「古い」という意。ルーマニア語では、形容詞は名詞の後ろの付けられそう。 その場合には「-ul」という語尾が付けられている。要するに「オルヘユル・ヴェク」の意味はただ 旧オルヘイだ。ロシア語での地名は Старый  Оргеев (スタルィイ・オルゲイエフ)で、 意味は同じだ。現在の→Orhei(オルヘイ)は約20キロ離れて西方にある。
  • 位置: 南西にある首都 →Chişinău(キシナウ・キシニョフ)から35キロ離れている旧オルヘイ は Răut(ラウト)川の畔にあり、ラウト川は東方へ流れ、Dubăsari(ドゥバーサリ)という町で Nistru(ドニエストル) に流れ込んでいる。東へ行くと、川の谷は段々深くなる。ラウト川はここで柔らかい石灰岩を抉っている。
  • 人口: ごく最近からまた坊主が修道院に住んでいるようになった。 旧オルヘイの近くには二つの村がある。一つは Butuceni(ブトチェニ)と呼ばれて、 二番目は Trebujeni(トレブジェニ)だ。トレブジェニの人口は1,000人ぐらいみたいで、 ブトチェニはそれより小さい。
  • 景色: 旧オルヘイには柔らかい貝殻石灰岩が露出して、手で貝殻が取れるように柔らかい。 その為、ラウト川は簡単に深い川谷をこじった。旧オルヘイにはラウト川はS字状のような谷を使った。 60メートル(?)の高さの岸壁には無数の人工的な岩窟があり、スイス製のチーズの形がする。 モルドヴァを旅するとき、だいたい緩やかな丘だけが見えるので、旧オルヘイのの けわしい景色を見るとびっくりする。
  • 往路: 一日中数本の首都の→Chişinău(キシナウ・キシニョフ) から旧オルヘイ行きバスがあるらしい。然し、近い→Orhei(オルヘイ) からは一日中一本のバスしかない。そのバスはオルヘイで 12:45 出発して、 所要時間は1時間半ぐらい(運賃は5レイ)。しかしながら、同日に帰るバスもタクシーもないので 大変になる。歩いても車も馬車も全然来ないので、次の5キロぐらい離れている Brăneşti(ブラネシュティ)という村まで歩くことが必要だ。そこから、 個人(=違法)のタクシーなどがあり、簡単に次の大きな交差点へ行ける。

  • 見所

    世の中には沢山の洞窟修道院があるが (ギリシアのメテオル、→ラオスのパク・オー、ウクライナの →キエフ等)、そんなに綺麗な景色に囲まれている 修道院は少ない。旧オルヘイは辺鄙な守りやすい場所にあるのは正教教会の坊主が13世紀以来高く評価した。 その為、Mănăstire în Peşteră(洞窟修道院)が創設された。 モルドヴァの大英雄 Ştefan cel Mare(シュテファン大公)は15世紀に同じところで要塞を造ったが、その 要塞は崩壊され今では土台だけが残っている。修道士は修道院を18世紀に手放したが、1997年以降再活動した。

    Orheiul Vechi
    貝殻石灰岩の石崖:教会の下には修道院がある

    修道院方面の道路の交差点で降りると、まず大きい石崖とその上に立っている鐘の塔、そして小さくて黄色い教会が目立つ。 石崖の前には小さいラウト川が流れている。地下の修道院の入り口は鐘の塔の裏側にある。そこへ行くのに、まず橋の前にある 観光センターに入ったほうがよい。観光センターには小さな博物館とチケット売り場が入っている。入場料は5レイ(40円)だが、 誰もチェックしないのでただ博物館の入場料であるかもしれない。

    石灰岩の岸壁の上
    石灰岩の岸壁の上

    橋を渡った後に真直ぐ行くと、すぐ小さい Butuceni(ブトチェニ)村に入る。この辺は半島のようで、景色は素晴らしい。 半島の岸壁の上の道を登ると、右手に綺麗な牧草地と村があり、左手は深淵で、川と谷全体が見える。旧オルヘイには 全部で六つの地下修道院があり、それの一つの入り口は鐘の塔にある。中に入ると、小さい礼拝堂に入る。そこから 外に出ると、岩棚がある。礼拝堂の中には高齢の優しい修道士は礼拝用具を売っている。礼拝堂の 奥には昔の修道士の寝室と呼ばれている壁龕がある。

    礼拝堂から外を覗く
    礼拝堂から外を覗く

    周辺を見ると、向かい側などの岸壁にも洞窟が作られたのはすぐわかる。しかし、その他の修道院はやや行きにくい。 帰るととき、同じ道を歩けるが、それよりも教会を通過して、ずっと岸壁の上に歩いて谷を一周するのはお勧めだ。 途中から修道院、そして東方へなだらかに傾斜している景色はすごい眺望だ。

    Trebujeni(トレブジェニ)という綺麗な村の中
    カラーフールな Trebujeni(トレブジェニ)という綺麗な村の中

    修道院から一時間ぐらい歩くと、ラウト川の畔にある Trebujeni(トレブジェニ)という村 に入る。村の建物は伝統的な農家ばかりで、大部分は青空に塗られて、モルドヴァ地方(モルドヴァ共和国と東ルーマニア) の特色だ。バス停の手前には小さい食品店があるが、それ以外は何もない。村全体は200年前のままで、モダンなものが 全く見えない。


    宿泊所

    旧オルヘイと周辺の村には宿泊所がなさそう。村に入って人に訊いてみると 数レイを払って泊めてくれるのは間違えないが、普通の観光客は首都の →Chişinău(キシナウ・キシニョフ)へ戻る。 それは一番便利かつ安全だ。


    リンク集

  • orhei.dnt.md/
  • : 旧オルヘイに於ける博物館と観光センターのページの英語版。 テキストも写真も面白い。
    オルヘユル・ヴェク(旧オルヘイ)についての面白いホームページを持っていますかまたはご存知ですか? その際には住所を知らせてください。確認した後、ここにリンクを入ります。 商業上のホームページはお断りです。 メールのリンクは左側のメニューに入っています。


    ©2024 tabibito