町の姿:
他の旧ソ連の町の大部分には、1990年代の革命の後に古い町名が変更されたという現象がある。
それはソ連に限らず、全ての社会主義的な国であった。しかし、例外もある。
チラスポリには、共産主義通りやソビエト通り、平和通りなどの町名はソ連のままだ
(注釈:社会主義時代には、どこにも「平和通」があったが、不思議なことにその町名はよく改称され、ドイツ人などにとって
その町名はやや社会主義臭いといえる)。チラスポリの小さい駅は中心から少し離れて
ул. Ленина (レーニン通り)の終点にある。
全てのチラスポリ行きバスは駅前に止まる。構内には両替所があるが、レートは中心のより悪い。
レーニン通りをたどって行くと、すぐ大きくてきれいな
парк им. Кирова (キロフ公園)がある。
他のソ連の町と同じく、チラスポリは碁盤模様で計画され、わかりやすい町だ。レーニン通りは
直接 ул. 25 окт. (10月25日通り)に通じる。この広い大通りは
町のメイン・ロードで、全ての博物館や諸官庁、その他の名所などが並んでいる。中心には、
10月25日通りの両側に пл. Конституции (憲法広場)
が広がっている。そこには、ぼろぼろしている文化の宮殿やスヴォロヴォ記念碑などがある。