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ヴァルナ

一般的な情報

ヴァルナ
  • 地名: Варна(ヴァルナ)。「ワルナ」という書き方もある。ローマ字で Varna と書かれている。 周辺には昔に Οδεσσοσ (オデッソス)という町があった。 それは古代ローマ帝国時代に Marzianopolis (マルズィアノポリス)という繁栄した 植民市になった。6・7世紀以来、ヴァルナという町がある。名前はそれ以降今のままだ。
  • 位置: ヴァルナはブルガリアの北東にあり、同名の湾の水際にある。 西方には同名の長い湖があり、その湖には Провадийска (プロヴァディースカ)川が 流れ込んでいる。北方にはドブルジャ高原がわたっている。
  • 人口: 約32万人 ブルガリアの首都→София(ソフィア)→Пловдив(プロヴディフ)の後の 第三の都市だ。
  • 町の姿: 西と東に水、北と南に山 ― 町を作るためにはもっといい場所がないかもしれない。 ヴァルナの中心は広くて沢山のスペースがあるので雰囲気がいい。公園などの緑地と歴史的な建築物は 町全体でばらばらしていて、幅が広い道路はきれいだ。ヴァルナはかなりおしゃれの町で、高級の店などが 多い。ソフィアにあるおしゃれの店はヴァルナにもある。それ以外はヴァルナは大切な産業地帯で、 ブルガリアにとって大切な港もあるが、中心にいると産業や港などの存在をあまりわからない。 ヴァルナは色々な面白い名所に近いので、起点として中々便利な場所だ (参照:往路と→周辺)。
  • 歴史: ヴァルナの周辺で、もっと詳しく言うとヴァルナ湖の北岸の畔で、ヨーロッパの一二最古の集落の史跡が見つけられた。 色々な史跡は6000年前の跡だと考古学者がわかっている。紀元前7〜6世紀に、ミレットから移住したギリシア人 は最後の町を作って、その町をオデッソス (ウクライナの黒海の海岸にある →オデッサと関係がない!)と呼んだ。オデッソスの近くにはローマ人は マルズィアノポリスという町を創設して、紀元2世紀に大きな温泉を作った。その温泉の設備は残念ながら 5世紀に大地震によって崩壊されたが、廃墟が今まで残っている。 その後の民族大移動のとき、両方の町は ゴート人に崩壊された。
    6〜7世紀まで、ブルガリアで定着したスラブ人はマルズィアノポリスとオデッソスの廃墟の上に新しいヴァルナ町を作った。 ヴァルナはそれから商業の中心になってうまく発達した。オスマン帝国の支配下のとき、ヴァルナは沈滞したが、 19世紀の開放の後、成長の時代が始まってヴァルナが段々大きくなってきた。1900年以来、ヴァルナはブルガリアの大切な 産業と商業の中心部になっている。夏にはヴァルナはかなり賑やかになり、ソフィアのお金持ちの人はよくヴァルナで 別荘を作って暖かいときにヴァルナに移動する。そのため、ヴァルナはよく「ブルガリアの密かな密かな首都」と呼ばれている。
  • 往路: 少なくとも夏には→プラハからヴァルナ行き国際列車がある。その列車は→プラハで 夜11時半ぐらい出発して、34時間後ヴァルナに着く。寝台がもちろんある。 その他には、ドナウ川にある→Русе(ルセ)や 西方の→Стара Загора(スタラ・ザゴラ)→Пловдив(プロヴディフ)と首都の→София(ソフィア)などの都市へは 一日中数本の列車がある。ただ南にある →Бургас(ブルガス)までは直接の列車がない。 100キロしか離れていないのに、列車でブルガスまでの所要時間は5時間だ。そのため、バスで行ったほうが良い。 北方にある Златни пясъци (黄金の海岸) Св. Константин (聖コンスタンティン)、そして Албена (アルベナ)などのビーチがあるリゾート地はバスで30分しか離れていない。 南のСлънчев бряг (太陽の渚)というリゾート地は同じぐらい近い。 北にある→Добрич(ドブーリッチ)経由、簡単に隣国の→ルーマニア へ行ける。ヴァルナの近くには国際空港があり、ヨーロッパの様々な都市から直接ヴァルナへ行く可能性もある。


  • 見所

    港と中央駅は旧市街の南にあり、わかりやすい。そこからずっと ул. Цар Симеон (ツァー・シメオン通り) を北へ辿ると、 пл. Независимост (独立広場)という中心的な広場に着く。 そこから、東方へ Княз Борис (ボリス公)というヴァルナの一番おしゃれの歩行者専用通りが分かれる。 その通りを歩いていつか右側で ул. Пушкин (プシュキン通り)が曲がる。プシュキン通りを 辿ると、真直ぐ ФК (エフ・カーというフェスティバルとコングレス・センターの略語)に行ける。 その裏側にはきれいな Приморски Парк(プリモルスキ・パーク ― 沿海公園)という 広い緑地がわたっている。その北方にはイルカ曲芸場と海洋博物館がある。 公園と港の間には、ローマ時代の温泉の廃墟が見える。その隣にはきれいな Църква Анастазиос (アナスタスィオス教会)が立ってある。 ヴァルナの中心には著しい歴史的博物館と芸術館がある(両方は結ばれて同じ建物に入っている)。 中には、世界中の最古の銅製と金製の人工物が展覧されている。

    ・・・なぜかわからないが、ヴァルナで写真を撮らなかった・・・


    周辺

    醜いホテルが並んでいる沿海のリゾート地とよく知られている 南にある→Несебър(ネッセバー) Поморие (ポモリエ)、そして北方にある Балчик (バルチク) という歴史的な町など以外には、 あまり知られていない名所もある。その内、 Побити камъни (ポビティ・カマニ ― 石の森林) というところがある。
    その「石の森林」では、樹幹の形のある石が沢山ある。 石化された樹幹か他の地質学の現象かというのはまだはっきりではない。 「石の森林」というのは面白い場所で、ヴァルナから20キロ以下離れている。 同じような現象はドイツ、オーストラリアと南米にもある。

    ヴァルナに近い石の森林
    ヴァルナに近い石の森林


    ブルガリアはヨーロッパで人気のある 旅行先だ。観光客の大部分は→Бургас(ブルガス)また はヴァルナに到着して、周辺の無数のビーチで休む。 1995年には、270万人の観光客がブルガリアを訪問して、その内60パーセントは旧ユーゴスラビア、 15パーセントはロシア、そして7パーセントはドイツ人だ(日本人は…0.01パーセントかな!?)。 しかし、そういう観光客は残念ながらだいたいブルガリアを観光するためではなく、安く海岸のほうで 休憩するためにブルガリアに行く。当然ながら、そのツーリズムは政治によく促進されて、国家にとって 大切だ。しかし、海岸沿いのリゾート地の雰囲気は内部のブルガリアと全く違う。


    宿泊

    町も沿海にも沢山ある。ホテル・民宿・キャンプ場などが南の海岸にも北の海岸にも並んでいる。 ヴァルナ自体に泊まらなかったので、市内についての詳しい情報がない。


    リンク集

  • www.yogurtson.com/Japanese/Travel/Places/cities/varna.htm
  • 日本語でのヴァルナについてのホームページ。
  • www.bulgaria.com/varna/
  • 英語のヴァルナについてのページ。写真が沢山載っている。
    ヴァルナについての面白いホームページを持っていますかまたはご存知ですか? その際には住所を知らせてください。確認した後、ここにリンクを入ります。 商業上のホームページはお断りです。 メールのリンクは左側のメニューに入っています。


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